鬱屈して悩んでもがき苦しんでるようなロックンロールです。
1980年に活動をスタートさせ、2007年にロックの殿堂入りを果たしたR.E.M.による1991年の大ヒット曲です。
“Losing My Religion”は、直訳すると「信心を失う」となりますが、彼らの出身地のアメリカ・ジョージア州では「度を失う」「理性を失う」という意味で使われることが多いようです。
この手の曲には抽象的な歌詞が多く、意味がさっぱりわからない事が多いですが、リード・ボーカリストであるマイケル・スタイプは、この曲を「報われない愛の歌」と解説しました。
Oh Life is bigger ああ、人生は大きい
It’s bigger than you 君が思うよりずっと大きいんだ
And you, you are not me そして君は僕は違う
The lengths that I will go to 僕が歩まなければいけない道のりの長さ
The distance in your eyes 君の瞳に映る遠い距離
Oh no, I’ve said too much いや、それは大げさかな
I set it up 言い過ぎたよ
That’s me in the corner 隅にいる僕
That’s me in the spotlight スポットライトに照らされている僕は
Losing my religion 正気を失いつつある
Trying to keep up with you なんとか君に追いつこうとして
And I don’t know if I can do it もうどうしてよいかわからないんだ
Oh no I’ve said too much ああ、僕はどうやら話しすぎてしまったみたいだ
I haven’t said enough 話足りないけど
I thought that I heard you laughing 君が笑っているような気がして
I thought that I heard you sing 君が歌っているような気がして
I think I thought I saw you try 僕には、君がもがいているような気がしたんだ
こんな感じの和訳になるでしょうか。抽象的で意味が分かりにくい歌詞ですが、苦しんでいることは伝わってきます。
10代、20代の頃といえば、若くて弾けているイメージがあります。でも実際はこんな屈折して鬱屈しているのが現実なのでしょう。そうした感情を表現している曲のように感じます。
Apple Music で試聴できます♪ → Losing My Religion / R.E.M.
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