癒しの波長を感じる曲です。
ノラ・ジョーンズが2004年にリリースした2ndアルバム「フィールズ・ライク・ホーム」”Feels Like Home”に収録された曲で、私にとってはノラ・ジョーンズの曲の中で一番好きな曲です。
ノラ・ジョーンズはアメリカ・ニューヨーク出身のシンガーソングライターでピアニスト。2002年に22歳でリリースしたデビューアルバム「ノラ・ジョーンズ」”Come Away With Me”が大ヒットし、翌2003年のグラミー賞では8部門受賞する快挙を果たしました。
2枚目のアルバムをリリースした翌年の2005年には2度目の世界ツアーで来日し、私の地元である金沢市の石川県厚生年金会館(現:本多の森ホール)でもライヴを行いました。人気絶頂のアーティストが地元で公演を行うことは珍しく、頑張ってチケットを取ってライヴに行ってきました。
地方都市の狭い会場で行う公演はとても贅沢なものでした。ノラ・ジョーンズが奏でるピアノの鍵盤の延長にある私の席からは、彼女がピアノを奏でる姿がとてもよく見えました。途中、観客のクシャミにも笑顔で反応し、とてもアットホームな公演でした。
公演でこの曲「プリティエスト・シング」のパフォーマンスがありましたが、鳥肌が立ちました。彼女のライヴに行けたことは本当にラッキーだったと思います。
低音のピアノから始まる曲の冒頭部分には落ち着いた緊張感があり、しっとりと歌い上げるノラ・ジョーンズのボーカルからは、彼女が歌の中で表現している「美しいこと」を私たちに想像させてくれます。
私がかつて見たとても綺麗なもの
雲のてっぺんから光る稲妻、
ドアの取っ手についた埃、古い松の木の床に刺さった錆びた釘、まるで私の(昔の)家のよう
日常で見る些細な事を”Prettiest Thing”と歌っているのでしょうか。
本当に大好きな曲です。
Apple Music で試聴できます♪ → The Prettiest Thing / Norah Jones
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