女性3人組のアメリカ・テキサス州ダラス出身のカントリーグループ、ディクシー・チックスが2006年にリリースして大きな話題を呼んだ曲です。
メンバーのナタリー・メインズが2003年のロンドン公演中、当時のブッシュ大統領の対イラク政策を批判したことに端を発した騒動が起き、その騒動から生まれました。
~お互いに歩み寄るべき~という曲を作っては? と提案を受けたことに対して、ナタリー・メインズは自分たちに色々して来た人たちを許すような曲なんて歌えないと拒否。これを歌にしたものとされています。
Forgive, sounds good. 「許すこと」、言葉の聞こえは良い
Forget, I’m not sure I could. 「忘れること」、私には自信がない
They say time heals everything, 時間がすべてを解決すると人は言う
But I’m still waiting でも私はずっと待ったまま
I’m through, with doubt, 疑いを持ちながら生きた
There’s nothing left for me to figure out, これ以上ハッキリさせるべき事はない
I’ve paid a price, and i’ll keep paying 私はずっと代償を払ってきた。これからも払い続ける
I’m not ready to make nice, 従順でいようとは思わない
I’m not ready to back down, 撤回するつもりもない
I’m still mad as hell 私の怒りは全く収まらないし
And I don’t have time いろんな事に構っている
To go round and round and round 時間もない
It’s too late to make it right 修正するにはもう遅すぎるし
I probably wouldn’t if I could できてもしないだろう
Cause I’m mad as hell なぜなら怒りはおさまらないし
Can’t bring myself to do what it is あなたがたが思うようなことは
You think I should 私にはできない
I know you said あなたが言ったことを覚えている
Why can’t you just get over it, もうお終いにしないかって
It turned my whole world around 私の世界は変わり果ててしまった
and i kind of like it それに結構気に入ってるの
抽象的な表現が多くなかなか解りづらい部分がありますが、「黙って歌ってろ」という一部の世論に対して批判した内容となっています。
グラミー賞では最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀カントリー・パフォーマンス賞の3部門を受賞するヒット曲となりました。
Apple Music で試聴できます♪ → Not Ready To Make Nice / Dixie Chicks
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