先日とても悲しいニュースが飛び込んできました。ロクセットの女性ボーカリストであるマリー・フレデリクソン(Marie Fredriksson)さんが61歳の若さで亡くなったとのことでした。
2002年に脳腫瘍と診断されたものの、その後回復して音楽活動を続けていました。しかし2016年に病状が悪化し療養していたとのことです。
フレデリクソンさんは1958年スウェーデン南部の小さな村の出身。1976年に近くの都市ハルムスタッド(Halmstad)でペール・ゲッスル(Per Gessle)さんと出会い、1986年にロクセットを結成しました。
アメリカで爆発的な人気を得るきっかけは、アメリカからスウェーデンに留学した学生がミネアポリスに持ち帰った1本のカセットテープだったと記憶しています。そのカセットテープには後の大ヒット曲「THE LOOK」が収録されていました。
その後は説明するまでもありません。アルバムは全世界で8000万枚以上を売り上げ、世界的なロックバンドとなりました。
今日の曲「消えゆく花のように」はロクセットの中で私が最も好きな曲の一つです。はかなく美しいメロディーにマリーのボーカルが力強く響きます。
ミュージックビデオでは暗く冷たい雨が降る石畳の路上で、革ジャン姿のマリー・ フレデリクソンが歌うシーンがとても印象に残っています。本当に輝いていました。
In a time where the sun descends alone 太陽が独りぼっちで沈むころ
I ran a long long way from home 私は家から遠く離れ、駆け回った。
To find a heart that’s made of stone 石のように冷たいハートを見つけようと
I will try, I just need a little time やってみる。でも私にはもう少し時間が必要
To get your face right out of my mind あなたの面影を忘れるためには
To see the world through different eyes 違う目で世界を見るためには
Every time I see you oh I try to hide away あなたを見かけるたびに私は身を隠そうとする
But when we meet it seems I can’t let go でも実際にあなたに会うと、あきらめきれない。
Every time you leave the room あなたが部屋を出ていくたび
I feel I’m fading like a flower 花のように私がしおれていくと感じる
和訳して改めて感じますが、なんて美しい曲なのでしょうか。1991年の曲ですが、この曲が持つ感性は未来の10代20代の人たちに愛され続けると思います。
マリー・フレデリクソンさんのご冥福をお祈りします。
Apple Music で試聴できます♪ → Fading Like A Flower (Every Time You Leave) / Roxette
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